あらざらむこの世のほかの思ひ出に今一度の逢ふこともがな
―和泉式部
人は 得るは難く 失うは易し
されど欲は果てしなく 尽きぬものなり
他人を蹴落とし 居場所を奪い
高みから見下ろし 高らかに嘲笑う
下には果ても無く 虚無の荒野が広がるばかり
最早救う術も無く 堕ちて行くだけ
人は
神をも恐れぬ
愚かなりし者なり。
万物は流転する
それは優しく
悲しい記憶を忘れさせるように。
朝日の中か
夕日の中か
笑え
笑うがいい
声高らかに
我を嘲笑するがいい。
霜月に 一人歩いて 君恋し
誰かを深く 愛したくとも
元々無かったも同然のモノなのだから
断ち切るも何も無いけれど
やはりこれしか言葉が見つからない。
無理なものは無理と
諦めればいいのに
諦められないから
余計に辛くなるだけさ。
既に始まり終わっている筈のカウントダウン
いつ、通り過ぎた?
どこぞの誰かが自殺したんだって
自分で死刑執行を早めちゃっただけなのに。
天高く何処までも蒼い済んだ空
季節はとっくに秋だってのに。
あの人に会いに行こう
だって
あの人は会いに来てくれないから
両手に抱えきれない愛を持って、会いに行こう。
転換することを決めました。
だから前を見て進まなきゃ。
最後に使ったのがいつだったかも思い出せないから
無くし物とも呼べないかも知れない。
季節の変わり目って
いつから感じるようになったんだろう。
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