焼きたてのパンの匂いはそれはもう
食欲をそそる何よりのスパイス
飼い猫が 死んで4年の虹の橋
あの子は今も 私を待つや?
*カンロさま、リンクさせて頂きました。
どうぞよろしくお願い致します。
栗 柿 キノコ
夜長にふわりと舞う風
澄んだ空気と青い空
恋しくなる、あなたの温もり。
頭上から 橙色の実が落ちて
初めて気づく 柿の木のこと
寝る間際 風を通しに 窓開けて
ふわりと感じる 涼やかな風
十三夜には13本の
十五夜には15本の
ススキを生けましょう
お団子と一緒に並べてね
叫んでも 泣いても戻らぬ その魂(こころ)
せめて彼岸で 安らげるよう
年に二度 三途の川の向こう側
帰ってきては くれまいものか
酷暑から涼を運んでやってくる
秋の長雨 未だに晴れぬ
化石が取れそうな細い道
気をつけて歩いてね
何が居るかは判らないから。
何処からか金木犀が香ってて
でも見つからぬ 金の花たち
枯れかけて首うな垂れた向日葵の
くすんだ黄色は秋を思わす
草木も目覚めぬ午前二時
空を切り裂く雷鳴の
後に振り出す大雨に
明日は涼しくなるだろか
青い空 飛び立っていく飛行機は
誰を乗せててどこへ行くのか
道端で目にとまったのは女郎花
残暑厳しき 夏の終わりに
遠くから聞こえてくるのは太鼓の音
冷えたラムネも夏を見送る
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